【必読】物語執筆の背景やコンセプトは👇から

【第6話】🌴 サーファーズパラダイスの温もりと、フレーザー島ツアーで感じた英語の壁
序章:サーファーズパラダイスで旅の疲れを癒した、ホストファミリーの温もり
バイロンベイでの刺激的な経験を後に、私はサーファーズパラダイスへと向かいました。
この街では、シドニーのホストファミリーの妹にあたるとロビン、そして息子のPJの家に1週間もお世話になることになっていました。
長距離バスの遅延で到着が大幅に遅れたにも関わらず、ロビンは私を温かく迎え入れてくれました。
「ロビンはすごくいい人で、とてもよくしてくれた。(中略)彼らの尊重してくれるプライベートな時間とあたたかいもてなしのおかげで、すごくリラックスできた。」
(2003年8月20日の日記より抜粋)
旅の孤独と緊張の連続から解放され、久しぶりに送る「普通の生活」。情報収集をしたり、街をぶらぶらしたり、その何気ない日常に、私は限りない幸せを感じていました。
夜遅く帰宅した私をソファーで寝て待ってくれていたロビンの姿を見て、「いくら一人部屋だとはいえ、やっぱり心配してくれるのだ」と胸が熱くなりました。この温もりは、旅を続けるための大切なエネルギー源となりました。

私の滞在期間は、PJの部屋を貸してくれました
👯♀️ サーファーズパラダイスでの友人との再会と、ナチュラルブリッジ国立公園の土ボタル
サーファーズパラダイスでは、シドニーの友人ユッキーとの再会を果たします。約10日ぶりの再会を喜び、2人で居酒屋へ。
「居酒屋へ行って、珍味など様々なものを食べた。カンガルー、エミュー、ワニを食べたが、特別変な味でもなく普通だった。」
(2003年8月21日の日記より抜粋)
ユッキーと語り合いながら、観光地ならではの面白い食事と楽しい街の雰囲気を味わうことができました。
また、ユッキーと参加したグロウワーム(土ボタル)ツアーも印象的でした。
場所はナチュラルブリッジ国立公園。洞窟の天井一面に光を放つ土ボタルは、まるで天然のプラネタリウムのようでした。
「洞窟の天井一面に光を放つグロウワームは、まるでプラネタリウムのように美しかった。淡い光にかなり癒された。」
(2003年8月22日の日記より抜粋)
シドニーでは気づかなかった、オーストラリアの自然の持つ神秘的な豊かさに触れた瞬間でした。

当時のカメラではこれが限界、、
🚌 ブリスベンでの22人部屋バッパー生活と、コアラ抱っこの体験
サーファーズパラダイスでの束の間の癒しを経て、私はブリスベンへ。
そこで待っていたのは、なんと1部屋22人という、すさまじい環境のバッパー(バックパッカー宿)でした。宿泊費は安いものの、その環境に圧倒されます。
しかし、そこで出会った日本人のタカとミヤや、日本語を話せる韓国人チンとの交流は楽しく、孤独を感じることはありませんでした。
ブリスベンでは観光も満喫しました。
Lone Pine Koala Sanctuaryを訪れ、コアラを抱いて記念撮影。「毛はごわごわしていたけどいい経験だった」。カンガルーの餌づけを体験し、赤ちゃんをお腹に入れている姿に感動。
MuseumやArt Galleryにも足を運び、辞書を片手に一生懸命解説を読み込みました。旅の中でも、少しでも英語力を伸ばそうと努力を続けていたのです。

久しぶりに都会でした
😩 フレーザー島ツアーで痛感:言葉が通じないというワーホリ最大の壁
いよいよ楽しみにしていた世界遺産、フレーザー島ツアーへの参加です。
しかし、このツアーは私にとって、シドニーを離れてから最も「英語の壁」を感じ、苦悩することになる経験でした。
メンバーは9人。全員英語が堪能な外国人ばかりで、日本人は私だけ。ミーティングから会話まで、ほとんど理解ができません。
「夜はみんなが何を言っているのかよくわからないながらも、火のまわりでトークを聞いて過ごした。」
(2003年9月3日の日記より抜粋)
会話に参加できないもどかしさと、自分から話題を出すことができない消極的な姿勢に、自己嫌悪に陥ります。
美しい湖「Lake McKenzie」や砂漠のような景色に感動はしたものの、会話に入れない孤独感から、景色を楽しむことすらできなくなっていきました。
「総合的に言って、言葉が通じないことを差し引いても最悪のツアーだったと思う。」
(2003年9月5日の日記より抜粋)
この旅で「しゃべらずに乗り切ろう」という自分の悪いくせを直したいと思っていた私にとって、フレーザー島での経験は、旅の苦悩を改めて突きつけるものとなりました。

➡️ Next:青春を賭けた物語は、肉体的な試練へ
旅の目的は観光だけではありません。英語の壁を痛感した私は、次に、ワーホリの核心である「労働」と、さらなる「挑戦」を決意します。
次回は、一転して肉体的な試練と、大いなる達成感に満ちた日々です。
- 時給ではない、歩合制のトマトピッキングという過酷な労働。
- 遠距離恋愛の悩みを乗り越え、決意したダイビングライセンス取得。
- そして、人生観を変えるほどの感動を覚えた、伝説の沈船ヨンガラへの潜水。
次回:【第7話】ワーホリのトマトピッキング:歩合制の過酷なファーム生活と沈船ヨンガラの感動
お読みいただきありがとうございました。
この「青春を賭けた大陸横断」の全物語は、こちらの連載全目次からお楽しみいただけます。


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